2006年10月27日

ソフトバンクモバイルの戦略

民間団体である情報通信政策フォーラム(ICPF)が主催するセミナー「ソフトバンクモバイルの戦略」に参加してきました。
http://www.icpf.jp/archives/2006-10-11-1552.html

講演者は、この9月からソフトバンクモバイル副社長兼CSO(最高戦略責任者)、技術統括を務めている松本徹三。

経済学者でICPFの事務局長でもある池田信夫が「auはなぜつながりやすいのか」という記事で、松本副社長の過去の仕事ぶりについて紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/3bcb1e4c8789095a9a1ab608c0c3166b

セミナーの内容はというと、おしゃべり一杯、新しい情報ちょっぴり。といったところでしょうか。興味深い話は沢山聞けたのですが、どれもソフトバンクモバイルの記者会見やリリースの域を出ないというか、松本副社長の言葉の選び方に、非常に慎重な姿勢を感じました。
逆にいえば、ソフトバンクモバイルは、まだまだ明らかにできない企画をたくさん抱えているということではないでしょうか。

それでも質疑応答の時間に入ると、ジャーナリストの方が水を向けて、基地局不足を解消するためにウィルコムを買収するかも?なんて冗談も飛び出しました。誰も本気にはしていないようでしたが。

私は、専門的な話はよく理解できなかったのですが、松本副社長がちらっと漏らした、孫正義社長とボーダフォン側の叩き上げ役員との意見対立は、興味深いものがありました。
事業のコストダウンやスピードアップを求める孫社長に対し、ボーダフォン側の役員はこれまでの経験から慎重な方針を堅持しようとする。
孫社長が松本副社長のような、KDDIと関わりの深い、いわば「外様」の人物をCSOに据えたのは、そういう背景もあってのことなのでしょうね。

動きが激しいだけに色々問題も抱えるソフトバンクの内部事情が垣間見えたように思います。にもかかわらず、松本副社長は、新しい仕事が楽しくてたまらないようでした。



2006年10月27日 つけたし

そうそう、池田信夫 blogで取り上げられていた「フェムトセル」という話がありましたね。アメリカのなんとかという調査会社が書いていたような…。

無線LANと一体にするってところが、今やってるホームアンテナと違うようですね。家庭に携帯電話の基地局を置かせてもらうという、携帯電話版FON?というかジャパンワイヤレス(…知ってます?)みたいな話でした。家庭に置かせてもらえば安くあがる!みたいなことはみんな言ってましたねぇ…うまくいくといいですが…。

「でも契約した人が引っ越しちゃったら困るんじゃ…」
という質問に対して、松本副社長は
「オフィスなどに限られるかもしれません。検討中です」
というようなお答えでした。オフィスだって引っ越しますが。

どっちにしろ管理コストが大変そうです。設置先としてはYahoo! BBの加入世帯なんかを考えてもいいとは言ってました。ただ、それだと地域にばらつきがありますしねぇ…。

FMCって…シェアを広げる役に立つのだろか…。あ、でもうちはYahoo! BBだし、「基地局置いてくれたら、料金安くしますよ!」って言われたらソフトバンクに乗り換えるかも。
毎日、基地局を掃除してあげたら1000円、エアコンのある部屋に置いてあげたら2000円、みたいに安くなると面白いんですけどね。さらに基地局がネコやパンダの形をしてたら愛着も湧くような…。お粗末。
posted by クリッパー at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | モバイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

バーチャルワールドはすぐそこに?

広告関連ブログ「広告会議」が掲載しているスクリーンショットで知ったのですが、米国発のバーチャルゲーム「Second Life」の日本語版がまもなく開始するようです。
http://blog.kokokukaigi.com/archives/2006/10/second_life_1.html

3Dで構築された仮想世界で、自分の分身(アバター)に第二の生活を送らせるというもの。仮想世界で、実際のお金がからんだ商取引を行えることが話題を呼んでいるようです。

最近、米メディアはSecond Lifeについて色々と煽っているようで、TechCrunchが以前にチクリと皮肉を書いていました。なんだか日本のmixi関連の報道と似ていますね。分っていても、それを追いかけずにいられないのが悲しいところです。

さて、Second Lifeですが、バーチャルワールドとうたいつつも、スクリーンショットを見た感じ、3D技術などは韓国、日本、台湾の企業が展開するMMORPGとあまり変わり映えしないようです。やはり違いは運営元のLinden Labが米国資本という点でしょうか。

現在、東アジア圏でメジャーなRPGが、必ずしも米国で人気を博しているとはいえません。おそらく雰囲気、世界観、そして価値観…などがフィットしないのではないかと思います。感覚に訴える部分の大きいゲームにとってはいずれも重要な要素です。

その点、Linden Labは米国の企業だけに、Second Lifeも現地のユーザーの勘所を抑えた作りになっているのではないでしょうか。

ただ、それだけに日本語版が成功するかどうかは微妙な気もします…。
ゲームでお金を儲けよう!というコンセプトに、日本のオンラインゲーム人口のどれ位が魅力を感じるでしょうか。

mixiなどと違って、クライアントソフトを動かすのにそれなりのマシンスペックを要求されるので、当然ユーザー層は限られてくると思います。それを取り込めるかどうかが課題ですね。
posted by クリッパー at 01:15| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

エイサーってどんな会社?

パソコン世界市場シェア,HP社が3年ぶりに四半期首位に
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061019/122455/

という記事を読み返していて、ふと4位の台湾エイサー(宏基)という企業ブランドが気にかかりました。私、この会社は寡聞にして知りません。高校生の時分、ディスプレイでブランドを聞いた気はするのですが…。
と思ったら、なんと「BenQ」はエイサーがディスプレイ事業を子会社化したものだったのです。
http://journal.mycom.co.jp/news/2001/12/06/18.html

ところで我が国ではBenQよりなじみが薄いエイサーブランドですが、日本法人の会社概要をみると、
http://www.acer.co.jp/ajc/ajc.html
1988年に設立とありますから、結構古い。その割にはWebサイトの文章がこなれてないですね…機械翻訳にかけたものを手直ししていないような。まぁ意味が分ればそれで十分ですが。

台湾の本社は1976年設立で、1997年にテキサス・インスツルメンツのノートPC事業を取得しています。

エイサーはデルと異なり、日本のWebサイトでは直販をしていない様子。以前は”Acer Direct”というサービスを提供していたのに、止めてしまったんですね。

直販をやっていたころの名残、「通信販売の法規(訪問販売法)に基づく表記」
http://www.acer.co.jp/direct/row.html
2002年時、ディスプレイ発売の報道
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2002/08/27/638169-000.html?geta

エイサーブランドは世界中でぐいぐいとシェアを伸ばしているので、そのうち直販も再開するかもしれません。だとするとデルもうかうかしてられないかな?

エイサーのOEM供給元はおそらく、台湾Wistron。これはエイサーのOEM事業部が独立した会社で、いまでは関連会社などを通じ携帯電話機の開発なども手広く手がけているようです。

元々米国や日本などの有名企業からノートパソコンの設計、開発、製造を請け負ってきた台湾企業が、そういった部門を切り離して、独自ブランドを確立し、ようやくOEM供給を受ける側にまで這い上がった。

とはいえ、消費者向けPC市場は主戦場のノートで値下げ圧力が強く、まったく儲からないと、某社に務める親戚が申しておりました。デルもHPもサーバ事業に軸足を移したい印象がありますし。
さてさてエイサーブランドはどこまでがんばるのか。
posted by クリッパー at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月22日

Al JazeeraがアラブブランドNo.1に

アルジャジーラがアラブNo.1のブランドに 米フォーブス誌調査で判明
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2611596/detail?rd

アルジャジーラは元々BBC系で「欧米寄り」、リベラルな報道が多いという印象がありました。それでも戦争で民間人の犠牲者を隠しもせず映したりするので、欧米から見れば「アラブ寄り」になりますが。

今回の記事は同社の特徴を端的に表していると思います。
アラブ圏でフォーブスのWebサイトを閲覧するユーザーは、現地メディアとしてアルジャジーラを最も評価している、ということ。欧米型教育を受けた層に高い人気を誇るクオリティメディア(という言い方が許されれば)なのではないかと思います。
posted by クリッパー at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。