2006年12月27日

今年の総括

企業は明暗がわかれましたが、我が国の基幹となる製造業では堅調に利益を上げているところも多いですね。
ただ、従業員の待遇は全般に悪くなっています。かつては「先進国並み」が目標でしたが、今は「途上国並み」へと努力中といったところでしょうか。

もっとも、若者の失業率はようやく欧米並みといったところで、これに伴うレイシズムの勃興もまだまだ。経団連が求める外国人労働者の受け入れ拡大については、微妙な線にあるように思います。

一方、世界の工場としての地位を不動のものとした中国では、社会矛盾が、諸外国におおいかくせないほど大きくなっりました。特に「公害(企業害)」は悲惨です。日本語メディアはあまり大々的に報じませんが。それには日本を含む外資がかかわっている面も大きいので当然かもしれません。

かつてFour Dragonsと称えられた東アジア4地域のうち、
韓国、台湾、香港では製造業の成熟を感じました。特に、携帯電話端末に関しては、独自規格を重視し、事実上「鎖国」している日本をさし置いて、大きく成長しています。もっとも失業や中国への生産移転などについては、日本と同じ問題を抱えているようです。

竜の最後の一頭、村上ファンドが活路を求めたシンガポールは金融ハブとして東アジアの中心になろうとしています。これは国策ですが、成功するでしょうか?少なくとも無策の日本よりは順調のようです。

それから日経ビジネスでもブラジルの隆盛が取り上げられていましたが、米国が中東と中央アジアの資源確保に注力しているあいだ、一時は「米国の裏庭」と呼ばれた中南米諸国では貧民層が支持する左派政権が多数打ち立てられました。北側とのFTAの流れとはどう関係してくるのでしょう?

ロシアは前年に続き、エネルギー資源の高騰を背景に大きく経済が盛り返しました。
しかし、実質国営のガスプロムがサハリンIIの開発で、外資から事業の主導権を強引に取得したりと、プーチン政権とつながりのある会社による強権的な態度が目立ちました。日本の漁船への銃撃もそうですが、ロシア国内でも政権に批判的な著名ジャーナリストが暗殺されたりと、「こわい国」というイメージを抱かざるを得ませんでした。

BRICsのうち、よく分らなかったのがインドです。
自民党の総裁選でも麻生太郎外相がインド重視の発言をしていましたが、日本語メディアの関心がイマイチなのか、あまり情報が入ってきません。
便りがないのはよい便り、ということなのでしょうか。
国内IT企業でも、インド拠点の開設や、インド企業との提携話は少なかったように思います。インドのアドバンテージである「英語人口の多さ」が日本にとってはあまりメリットにならないということでしょうか。

それから北朝鮮の核実験報道には驚きましたが、日本経済への影響はほとんどありませんでしたね。両国のつながりの薄さを再確認しました。

来年の話をすると鬼が笑うといいますが、
原油価格が60ドル台に高止まり(高止まりだと思いたい)している状況が続くと、日本は全体に苦しくなってくると思います。いちがいに中国の増産、消費拡大のせいとも言えないようですし、素人にはよく分らないところですが、なにやら噂に聞く国際カルテルが本当あるのではと疑いたくなります。

では、よいお年を。
posted by クリッパー at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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