2007年12月02日

箱根に行ってきました。

ご厚意でホテルの無料宿泊券をいただいたので、
土日は母とともにロマンスカーに揺られて(現在の車両は、ほとんど揺れないのでこの表現はおかしいですが)箱根に行ってきました。

旅館や別荘がところ狭しと立ち並ぶ箱根ですが、目的のホテルは登山電車の中強羅駅前にあり、迷うことなくたどり着けました。

泊まったのは特別広い部屋で、実にゆったり過ごせました。洋間のほかに畳の間までついていて、親子二人だけで泊まるにはもったいないほどでした。母も喜んでいました。チェックアウト後に、ホテルの車で仙石原や箱根湯本など、さまざまな場所に送ってもらえるのも大変便利ではないかと思います。

もっとも、こちらがホテルを出てから遊びに行った先は、「〜美術館」とか「〜の森」ではなく「金時山」。つまり山登り、です。
はっきりいって、ホテルの送迎車や、お得な箱根フリーパスなどの意味がまったくない場所です。私の本意ではありません。しかし、かつて北アルプスの山女(妖怪みたいですが)だった母が、テーマパーク系よりアウトドア系に惹かれたようで、「金時山という名前は、なんとなく軽く登れそうだから、行ってみようじゃないか」と言い出したのです。

二人とも登山用の装備はしていなかったのですが、昔話に出てくる金太郎が幼いころ遊んだ山という、かわいらしいイメージに、ついその気になりました。

いざハイキングコースを進みはじめると、かなり急峻な坂が続き、頂上に達するころには二人ともヘトヘトでした。
なんでも金時山は本来「猪鼻嶽(いのはなだけ)」といい、ごつい名前の通り、昔は地元の者も避けて通る難所だったそうな。
それが江戸時代末になって、いつのまにか金太郎こと坂田金時からとった金時山の名が定着したらしいのです。推測ですが、庶民のあいだで物見遊山というレジャーが普及したあと、この山を観光地とするため、親しみやすい名前に変更した仕掛け人がいたのではないでしょうか。江戸時代のマーケターとでもいうべきか。
落ちたら命が危なそうな崖の横をハイキングコースが通っており、シニアの方がおしゃべりしながら歩いているのは、面白い光景です。

ちなみに金時山/猪鼻嶽は、箱根を輪状に取り囲む山々の中でも最高峰だとか。さすがに頂上からの眺望は、雲のほか遮るものもなく、眼下には仙石原のゴルフ場や、もうもうと湯気たちのぼる大沸谷、陽射しにきらめく芦ノ湖までが見渡せました。

しかし、なによりすばらしいのは頭を上げて見た富士の姿です。ちょうど雲が箱根の全体にかかったときで、そこから頭ひとつ抜け出た霊峰の姿は、あたかも天の国にある山のように幽玄な美しさでした。

帰りは尾根伝いの道を行きました。少し下ると、あちこちで紅葉が散らずに残っており、規則正しく植えられた杉林のあいだから、時折、燃え立つような野生の赤を覗かせていました。

ふもとに降りたときには、ひごろの運動不足がたたって脚ががたがたになっていましたが、いわゆる「物見遊山」はたっぷり堪能できたと思います。

疲れもあって日曜の夜は早めに箱根を離れ、夕食は小田原駅前の「FUSION DINING」で摂りました。ここは、サイトのURLをご覧になれば分かるように、箱根の老舗ホテル、富士屋ホテルの系列店です。
小田原の魚介を使った料理がおいしいところです。カフェ風にくずしてはいるのですが、食べてみると確かにホテルっぽい、と思うようなオーソドックス(正統派)な味です。従業員も礼儀正しいです。そのいい意味での固さが、駅前という立地とミスマッチで、ちょっと客を入りにくくしてるような感じもしますが…

1700円のブイヤベースがおいしかった。150円の追加料金でライスがつき、洋風の雑炊にしてくれるというので頼んだのですが、なんとブイヤベースのスープを使ってリゾット風に仕立ててくれました。
でも炊く前の米じゃなくて、炊いたご飯から作っているから、リゾットではなく、あくまで「雑炊」。この辺の料理用語の正確さも富士屋ホテル系列店ゆえ?

私は、料理がおいしくても値段が高いとげんなりしてしまう性格なのですが、ここはそこそこ安くて幸せでした。店の大きさも狭からず広からず、少人数で行くにはぴったりだと思います。

ちなみに行きも帰りも、ロマンスカーはとっても空いていました。小田急だいじょうぶでしょうか…。






posted by クリッパー at 23:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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冨士屋ホテル仙石ゴルフコース
Excerpt:   御殿場インターから箱根方面に山を上って行くと、静岡県から神奈川県に、・・・・戻ります。(>東京方面から行くとね、)箱根に富士屋ホテルという老舗の・・・130周年ですって。f(^_^;)ゴルフ場は富..
Weblog: 隣の芝生が青く見える。
Tracked: 2008-08-23 16:28

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